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みんなもっと秋元康の歌詞を叩けよ

 

 
http://j-lyric.net/artist/a0560d3/l02c306.html
乃木坂46君の名は希望』の歌詞が良いという意見がネットにあったので
確認してみたが、別段いつもと変わらない、秋元康らしい歌詞だった。
安いドラマの登場人物が、思いの丈を理路整然とした文章でまくしたてるように、
文芸もどきの陳腐な言葉が並んでいるだけ。
表現はどれも観念的、説明的で、胸に響くものが無い。
辞書に載っている手紙の文例集のほうが、よっぽど情緒があるんじゃないか。
 
秋元康は本当に不可解だ。
五十余年の人生があって、作詞家を名乗っているくせに、
あの人はなぜああも言葉が貧しいのだろう。
秋元氏の歌詞を良いと思っている人が多くいるのも腑に落ちない。
感傷的なメロディにつられて、歌詞の印象も上がってしまうのだろうか。
 
 
http://akb48taimuzu.livedoor.biz/archives/10298816.html
笑ったのがこれ。
秋元康ミスチル桜井和寿の作詞センスを比べているまとめ。
桜井氏には悪いが、どっちもどっちだよ。どちらの歌詞も、説明的な作文でしかない。
物事を暗示的に語ることができない人の歌詞は、やっぱり浅い。
 
 
せっかくだから、良い作詞家の話もしておこう。
阿久悠松本隆のような本職の作詞家以外で良い歌詞を書く人として、
ASKA曽我部恵一を挙げておきたい。
 
ASKAの言葉の巧さは今更説明するまでもないが、甘いラブソングだけの人じゃない。
虚をつくタイミングで人生の真理を言い当てたり、男性の弱さに寄り添ってきたりする。
そして曽我部恵一。若きサニーデイ時代の、どこか他人事のようだが、粋で豊かな詩情性。
ソロ以降は粗い歌詞が増えてきたが、そのぶん物語や感情が、すごくリアルになった。
二人とも、メッセージをヴェール越しに見せて、受け手に想像させる。だから心に響く。
 
歌詞の役割は決して小さなものではない。
秋元康の歌詞に感心している人たちは、もっとたくさんの歌詞に触れて、考えてみてほしい。