呪呪呪/死者をあやつるもの


 
俊足ゾンビが出てくる映画と知って興味がわき、
本邦の韓国映画のアベレージの高さもあって鑑賞決定。
 
ハイライトはどう見ても前半ですね。
殺害予告を受けた悪徳製薬会社の理事が襲われる顛末は、韓国映画でも屈指の映像体験だろう。
私は公式サイトもCMも見ていなくて、事前情報がほぼ無い状態で本作を見たため、
ツイストの効いた屍人の来襲や、奇抜な人海戦術アクションを鮮烈に味わうことができた。
韓国アクション映画ではお約束のカーチェイスにおいても、屍人の特性を生かしながら、
今までに無いようなスペクタクルを作っていた。
 
後半にお助けキャラが登場して以降は斬新な印象が薄れていくが、
魔法陣の中でみすぼらしいおっさんが意識朦朧になっているシーンが妙におかしい。
さらにチョン・ジソがおっさんの顔に両手を添えるところで笑ってしまった。
父親ならともかく、赤の他人のおっさんの顔に若い女の子が手を添える場面なんて
なかなか見れないと思う。これも一つのスペクタクルだろう。
 
屍人を見て、川上量生氏のプレゼンが宮崎駿監督に呆れられる
NHKドキュメント番組のワンシーンを思い出したw